食農未来リーダーズVol.2 50年前の日本がそこにある@ネパール

次世代の食と農を面白くする、全国各地の未来リーダーの取り組みを紹介しするシーリーズ「食農未来リーダーズ」。

第2回目となる今回はなんと日本も超えて、現在ネパールで農業技術指導を行っている中村栄太さんに取り組みを紹介してもらいます。

国民の半分以上が農家という国で農業を教えるということ

現在の日本の農業就業人口は総人口のわずか1.5%しかありませんが、途上国と呼ばれる国の多くでは、国民の半分以上が農家ということも珍しくありません。

村に行けば皆が農家だった昔の日本がそのまま残っている農業国ネパールで、行っている活動をご紹介できればと思います。

ナマステ!
JICAボランティアネパール隊員の中村栄太と申します。

2016年3月から2年間の予定で、ネパールにて野菜栽培職種で活動しており、現在はカブレパランチョーク郡という首都カトマンズより30kmほど東にある場所にて、農民に対して減農薬栽培と農薬適正使用のための活動をおこなっています。

「農業のそばで働く事ってこういうことじゃない!」と思った会社員時代

私は学生時代に農業系の学生団体に陰ながら所属しており、その後農業の発展の為に微力ながら役に立てればと、農業資材の営業として7年間勤務して参りました。

仕事内容としては卸売のルートセールスや資材の普及を主に行っていましたが、営業であるがゆえに売上に毎月一喜一憂しているような生活で「今やっているこの仕事が、本当に農業のためになっているのだろうか?」という疑問が沸き起こりながら仕事をする生活が数年続きました。

そんな中で知人から聞いた青年海外協力隊の募集を見て「途上国なら農業という専門性で何か役に立てるのでは」と思い、応募し今はネパールの地で活動させてもらっています。

まずは学ばせてもらうという姿勢

ネパールの農業現場を見たり、色んな話を聞いて回って8ヶ月が経ち、ネパールの農業現場や農事暦について理解をして改めて思いました。

「日本の農業のやり方をそのまま持ってきても絶対にうまくいかない」

例えば、この高畝で何の作物が作られているのかわかりますか?日本でもおなじみです。
わかったらスクロールしてください!

これはジャガイモ畑ですが、雨の少ない乾季に作ることが多いのでこうして水を逃さないような高畝で作る事が一般的です。
このように畑の作り方一つをとっても、現地では現地なりに工夫をしてやってこられた農民に対して、日本のやり方を一方通行で教えるということは農業の支援として間違っております。

ですので、私は常に「途上国だからやり方が劣っているとは限らない」と思いながら農民と接しており、その中から改善点を見出す事で問題のタネを探しています。

ネパールの農業がもうひとつステップアップするために

ネパールに来られる日本人が驚くことの一つに、野菜のバリエーションの豊富さがあります。

日本の様に周年で野菜を供給し続けるシステムこそありませんが、旬になればかなりの野菜が流通します。ただ新鮮さや流通のシステムでは日本とかけ離れています。

出荷形態が日本ですと個包装で品質別に選別をした後に出荷されるのに対し、ネパールはKg売りのため一つの大きな袋に選別もせずに出荷をするので、野菜の品質にバラツキがかなり見られます。

最近になりネパール人や在住外国人の間でもOrganicやIPM野菜が流行り始め、首都カトマンズでは日本と同じクオリティの野菜が流通することが増えてきました。
併せて、生野菜の需要も増えております。こうした背景を掴み、おいしい野菜を提供してくださる農家が増えていけばいいと願っております。

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その土地の個性を捉えて最適な技術を探索する、素晴らしい取り組みですね。

「おいしい野菜が増えて欲しい」との中村さんの素直な想いがネパールの農業にきっと大きな影響をもたらすこととおもいます!

中村さん、ありがとうございました!

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